90年代、THE YELLOW MONKEYのファンになることを「蟻地獄にハマる」と表現していた記憶がある。言わずもがな、赤裸々からの引用だろう。
私が蟻地獄にズッぱまったのは、1993か1994年(過去すぎて記憶が曖昧)小5か6年生の頃。
ある日、友人が「上等なブツが入りましたぜ…」とばかりに追憶の銀幕をオススメしてきて、彼女の家で観たことがきっかけだ。
今思えば我ながら早熟だが、画面の彼らは私の性癖そのものだったので、遅かれ早かれの問題だっただろう。
さて、そんなファーストインプレッションは…そりゃあもう、とんでもない衝撃だった。
「この世に、こんなに麗しくエロく妖艶で格好良い人間が本当にいるなんて…!!」
キンショー(も大好きでした)の「ノゾミのなくならない世界」よろしく、THE YELLOW MONKEY、とかくフロントマン吉井和哉に一瞬で恋をした。
あぁ幼き私よ、その先見の眼に感謝します。ありがとう。
そしてなにより、THE YELLOW MONKEYを私にすすめてくれた友人に、ありったけの感謝を捧げます。高校で離れて連絡先ももう分からないのが心底悔やまれる。
余談だが、2016年再集結1曲目に「プライマル。」が演奏された時、その言葉の意味を改めて調べたのだが「根本、原始的、最も重要、原光景、幼児期に受けた障がい体験の再体験…」などとあって、いやもう正にだなと思った。
今日の空は出会った日のような湿った曇天。昨日までの4/27東京ドームライブPPV視聴の追い込みも終わり、1日遅れて手にしたロキノンをこれからドトールで読みます。
「Sparkle X」発売まであと28日。蟻地獄の更なる深みにハマるのは確定事項です。